2015-02-08から1日間の記事一覧

ブレヒトとはだれか?

ブレヒトとはだれか? ヨーロッパは「ユリシーズ」で自らを語るとき、どうしても故郷への帰還の言説に依らなければならなりませんでした。さてこの言説がそれを再び書くジョイスに触発した意味は、ロラン・バルトのブレヒト叙事劇ー異化効果、衣装、大掛かり…

天気がわるいと気持ちもひっこむ...おぞましくあまりにも文学的な...

天気がわるいと気持ちもひっこむ...おぞましくあまりにも文学的な... アイルランドの天気がこんな感じでずっと続くとき、もう二度と晴れる日がやってこないのではないかと文句を言うアメリカ人が大勢いました。(ゴルフができないからね) イタリア人にとって…

圧縮の問題 - ある社会で、自由の否定を自由といったり、自由を自由の否定とかんがえたりするという互いに正反対どうしのものが同時にあらわれてくることはどういうことなのか

圧縮の問題 戦前は学童たちが靖国の街路樹として植栽することがあったと当時の体験者から聞いたことがあります。ヒトラーユーゲントのことは、手塚治虫「アドルフに告ぐ」ではじめて知りました。子供たちが自由の否定に対して自由を感じて希望をもったり、ま…

デュラスと ゴダールのファシズム批判

デュラスと ゴダールのファシズム批判 「崇高なもの」とは、「比類なきもの」を意味する。それは欲望の「全体的なもの」に絡み取られていくことがある。この能記ー所記それ自身が欲望である。だが、「崇高なもの」の言説がそれを言う主体に触発する意味は、…

古本屋とはなにか?

古本屋とはなにか? 愚かな勘違いで今年も早稲田で用を足せなかった帰り道に、中学時代に彷徨いこんだ色々な小さな道をふらふらと再び歩いてみようとおもいました。冒険心のある子供のときは、大地の神々の闊歩のごとく、道沿いにあるどんな隙間も想像力で支…