2015-12-20から1日間の記事一覧

ポスト構造主義の哲学は福島と沖縄の問題を考えることが不可能なのか?

聖書のこの二つの文を読みとき、「文字」の侵入に怯える「息」の魂の姿がみえるようだ。Il souffla un souffle de vie (命の息を吹き入れられた)。La lettre tue, mais l'esprit vivifie (文字は殺しますが霊は生かします)。だが原初テクストで言われること…

文明と文化 ー テリー・イーグルトンの記事(2008年)を読んで

文明と文化 あるユダヤ系アイリッシュの皮肉の言葉を思い出す。リムリックで最大の幸福に感じるときは車サイドミラーに映る「リムリック」の標識文字が無限小になるときだという。同じように、大阪を楽しむようになったのは大阪から遠く離れたときからだった…

日本の哲学者の問題

別に新聞やそのほかで発言していることにケチをつけるつもりは全然ないし、その活動には敬意を表するのであるが、福島と沖縄の問題をいう日本の哲学者は、哲学者がいかに考えるのかということを読者に教えてくれないのは何故なのだろうか。日本の哲学者は、…