2016-03-08から1日間の記事一覧

柄谷行人『マルクスその可能性の中心』(1978年)を読む

柄谷行人『マルクスその可能性の中心』(1978年)を読む 「われわれには、反復は代理されえない(かけがえのない)ものに対してのみ必然的で根拠のある行動になるということがよくわかる。行動としての、かつ視点としての反復は、交換不可能な、置換不可能なある…

水村美苗「日本語が滅びるとき」(2008)は、なぜ気持ちわるいのか?

日本近現代の思想史は大変面白いのです。だけれど、個別的に、近現代の思想を読むとき、それは、日本近世の思想と比べて、非常に貧しいという印象をどうしても持ってしまうのですね。この印象はなぜ起きるのか?▼はっきりとわかりませんが、200年ぐらいの歴…

今、平和を語る」?柄谷行人は「120年周期」の予言しかしていません。そこで帝国間の平和を予言します。でもね、彼の予言に従うと、未来は帝国形成に至るヘゲモニー国家の争いだけか?

「今、平和を語る」?柄谷行人は「120年周期」の予言しかしていません。そこで帝国間の平和を予言します。でもね、彼の予言に従うと、未来は帝国形成に至るヘゲモニー国家の争いだけか?柄谷が語らぬフランス革命が齎したもう一つの側面、市民の政治化が…