2016-06-27から1日間の記事一覧

近世がかんがえた学問の意義 -伊藤仁斎「童子問」第21章の感想文-

伊藤仁斎「童子問」より 宋明の儒先、皆性を盡(つく)すを以て極則と為(し)て、学問の功(こう)益々(ますます)大なることを知らず。殊(た)えて知らず己が性は限り有って、天下の道は窮(きわ)まり無し。限り有るの性を以てして窮まり無きの道を盡さ…

ハイエクは「隷従への道」の前書きをイギリスで書いていました(1943)。もしハイエクが生きていたら何というでしょうか?ま、わかりませんが、こんな言葉をがおもいうかばれます。

ハイエクは「隷従への道」の前書きをイギリスで書いていました(1943年)。もしハイエクが生きていたら何というでしょうか?ま、わかりませんが、こんな言葉をがおもいうかばれます。 <「隷従への道」を読んだ諸君がベルギーのエリートたちを批判するの…

国民投票の意味を読む (2)

「ユリシーズ」を読むと、学校や図書館や病院などの公共施設が舞台の背景として選ばれていますが、その理由はなにか?イギリスの植民地下でも最低これだけの充実した公共施設が存在したということを自分の本の中で示したジェイムス・ジョイスは、独立後はこ…