2016-07-22から1日間の記事一覧

「人の外に道無く、道の外に人無し」

「人の外に道無く、道の外に人無し」は、伊藤仁斎によっていかに読まれたのか、そしていかに書かれたのか。この「人外無道、道外無人」は、朱子の「論語集注」に確認できる言葉だという。17世紀の伊藤仁斎はこれをいかに読んだのだろうか?近代的文献学のオ…

17世紀の危機とはなにか? -17世紀の伊藤仁斎の東アジアにもたらししたと考えられる<知識革命>の意義を考えるうえで、大変興味深いものである。

伝記作家コレルスによると、レンズ磨きで生計を立てていた哲学者スピノザは、ナポリの革命家マザニエッロに扮した自画像を描いたと言う。ドゥルーズが言うナポリのスピノザ。これはいわゆるヨーロッパに起きる<17世紀の危機>と関係している。この危機の…