2017-02-06から1日間の記事一覧

天皇の近代

勝手に薩長が東京に連れてきた天皇に集中する権力の問題。西欧列強の植民地化の危機が消えた大正に解体されずにそのまま満州事変から大東共栄圏へ膨張し昭和ファショの中心へ行く

天皇退位について語ることが非常に危険になってきた

「個人の意思を与える退位は天皇制を終わらせてしまう」と日本会議の論者は繰り返す。反射的に賛成か反対かと反応するだけで、言論の幅が極端に狭くなってきたという意味において、現在は、第三項的に、天皇退位について語ることが非常に危険になってきたと…

‪‪「弁名」ノート‬ No.1 (私の文学的フットノート)

‪「弁名」ノート‬ No.1 ‪わたしは、鍵のかかっている誰ひとりも入って来れない部屋のなかで、道、天、鬼神、天、仁義、義、徳、誠をみていると言うことが果たして可能だろうか?これら一切合切が部屋の外に脱出してしまったかもしれないのに。そこに、名があ…

「弁名」ノート‬

‪「弁名」ノート‬ No.1 ‪わたしは、鍵のかかっている誰ひとりも入って来れない部屋のなかで、道、天、鬼神、天、仁義、義、徳、誠をみていると言うことが果たして可能だろうか?これら一切合切が部屋の外に脱出してしまったかもしれないのに。そこに、名があ…

分類できないもの

デュラス「インディアン・ソング」(1973)を読む アーレントは「人間の条件」(1958)を書くためには、どうしても「全体主義の起源」を書く必要があったのでしょうね。そこで、Solitude(対話する自己自身をもつ)とLoneliness(大勢の他人の中で孤立していて自己…

映画「インデイアソング」

映画「インデイアソング」では、鏡を立てた壁に発砲した男性が私の世界へと追いやられ、他方で眠る女性が公の世界にとどまる。デユラスの流れ行くエクリチュールにおいて、私の世界と公の世界は切り離してはいけないし無理に統合もできないのだろう...そして…

源氏物語

夏目漱石が私の世界を漢詩的に書く千年前、源氏物語の時代に、公の世界で漢文漢字で書く男性と対等の知識を持っていた宮廷女性達は私の世界というインフォーマルな場で仮名で書いた