2017-02-21から1日間の記事一覧

近代

武士政権の江戸時代、為政者の政治を批判する自由はなかった。その代わり権力者は間違ってはいけないと道徳的に批判された。民を安心させているか、と。比べると、近代は政治を批判する自由はある。だけれど為政者は間違いをやめようとはしない。最悪なのは…

イギリス

女王は間違いを犯さず賠償責任も発生しないとされるが、これにはだれでも違和感をおぼえる。しかしだからこそ権力者は絶対に間違ってはいけない責任がある。(そうでなければ公平ではあるまいということか)。17世紀の極端へ行ったラディカリズムの経験、政治…

英語

‪英語なんかはコミュニケーションの手段としか思っていないのであるが、厄介なのは、イギリスで英語を直されるときなーんか道徳的に責められている感じがある。アイルランドで、正されたイギリス英語で流暢に?話すと、ナショナルなものの視線、沈黙の視線に…

江戸思想

‪江戸思想というのは、思想地図。分解可能(貴族・寺社の学問の独占が崩される)、連結可能(徂徠の方法論と宣長の方法論)、反転可能(過去の原エクリチュールからの眼差し)、変更可能(篤胤の救済論的国学的宇宙論)、様々な逃走線(仁斎の人類的国内亡命の場所、…

本居宣長

‪漢字で表記された漢文テキストの「古事記」は「漢文のふり」で読まれてきたが、その「古事記」を宣長は日本(やまと)の「古語のふり」で読むべきだと言う。称えられた原エクリチュールが指示した死後は、「きたなく悪しき黄泉の国」であった。「神道に安心な…