ドウルーズはプルーストを語るところで、左翼は言説のたたかいで振動する必要を訴えていた。問題は、その振動が大きければ大きいほど、常にそれと同じ大きさをもつ対抗言説の振動にキャンセル・アウトされてしまうということ。そうして結果的に振動していな…
近世というのは、たしかにもはや中世ではないが、まだ近代も始まったばかりで、喩えると、何かこの入り口感は、私の一番好きな時間帯、白紙の本の如きスクーンの記憶がかろうじて残る映画上映の最初の十分ほどの所であろうか。ほかならない、この時期帯は、…
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