2018-05-15から1日間の記事一覧

『こことあそこ』(ゴダール、1972

『こことあそこ』(ゴダール)は、「ここ」で誰が「あそこ」のために考えるのかと問うた。「ここ」は表象の限界だ。表象は表象できないとき、世界中の「ここ」が「あそこ」を盗む

ジョイス『ユリシーズ』

始まりと終わりがあるという前提だが、『ユリシーズ』が書き始めるのはマーテル塔から。あの形は、『朱子語類』における思考の優先順位としての形而上学的円(理=大極)か?冗談で、6月16日まで読んでみるか‪重々しく、肉づきのいいバック・マリガンがシャボン…