2018-07-25から1日間の記事一覧

MEMO

昼の本と夜の本 (the book of the Night)があるが、普遍的歴史の河たち(Rivers of Univeral History)は後者が取り組む問題意識である。 国家は法の名によって人殺しをするといわれるその意味を私は理解してはいない。死刑と法とは無関係と疑っているから。国…

1979年 (推敲中)

1979年 (推敲中)当時の大人達に石油ショックの政治背景をたずねても大抵彼らは説明できなかったが、「イラン革命」については饒舌で、「伝統的共同体の思想をまもる革命云々」と語るのであった。そこに、清算しきれていない前近代にたいする優越感が常に厭ら…

『仙境異聞』を読む意味

どーも安倍シンゾーに共感もつ人々に岩波が売りまくっているのかね。読売が「怪」という。だけれどね、「太陽の近くまで師匠の天狗と飛んだ」と寅吉が平田篤胤に語るとき、それは驚くべきオカルトの類いではない。対象に近づくことができるのはそれが動いて…

ドキュメンタリー映画『シャルギー(東洋人)』

井筒俊彦の生涯・思想・業績を紹介するドキュメンタリー映画『シャルギー(東洋人)』‪‪ドキュメンタリー映画を見て、不十分だけれど、知識のないわたしのようなものでも、イスラム原初テクストを媒介とした中心と周縁の言語的関係の輪郭をすこし考えること…