柄谷行人

柄谷行人

柄谷行人 多様性へ行く1960年代は、普遍主義批判の時代でした。たとえばフッサールの読み直しが行われたとき、意識はこの普遍主義イコール一つの構造に属すことができないと。普遍主義批判は単一の構造に対する批判を意味していたのです。さて、ギリシャ…

柄谷行人に問う (2) ー無意識に根ざした日本人の拍手喝采する「文化」に対して、単独者の拍手しない抵抗こそ、9条の市民理念ではないだろうか

柄谷行人に問う (2) ー無意識に根ざした日本人の拍手喝采する「文化」に対して、単独者の拍手しない抵抗こそ、9条の市民理念ではないだろうか 和辻哲郎は「倫理学」で、「国民道徳論は根本的に革新されなければならない」としたうえでこう述べていた。「一つ…

柄谷行人に問う ― あなたが頼りにしているまさに「文化」から起きてきた戦前ファシズムの体系的進行のことを知らないの?

柄谷行人に問う ― あなたが頼りにしているまさに「文化」から起きてきた戦前ファシズムの体系的進行のことを知らないの? ジジェクがロンドンの聴衆に言っていた言葉を時々思い出すのだけれど、自分が生きているこの社会はこんなに生きづらいのかという疎外…

「憲法の無意識」は本当にそれほど憲法なのか?

「憲法の無意識」は本当にそれほど憲法なのか? ヨーロッパではあり得ないことだが、この日本だけで社会民主主義の政党が事実上消滅してしまうのはなぜか?台湾で起きているような市民の50万のデモも、この国では10万を超えることができず国会を取り囲むこと…