Foucault

現在緊急に考えなければならないことは、ほかのことではなく、フーコのこのことばではないでしょうか。

「主体性、アイデンティティ、個性といったものは、60年代以降、ある重要な政治的問題を構成していると思われます。アイデンティティと主体性を、政治的、社会的要因によって左右されることのないような本質的で自然な要素とみなすのは、私の考えでは危険な…

フーコのマネ

Art for Art's sake たしか、蓮見重彦はフーコーの本のちょうど真ん中に鏡があると言った、というか、言ったままだったから、それが正確には何を意味するのかは今日迄わからないままだで、私の読解力の無さに依ることだが、兎に角彼が指示したその真ん中は、…

今日においてもっとも問題とせざるを得ない「知」の権力と監禁とはなにか ?

「五月革命以降の日々の中で、フーコも急速に政治的活動を活発化させる。それに伴い、フーコの仕事を貫く主題として「権力」の問題が全面に押し出されてきた。権力は「知」と共謀しながら、いかに規律社会に張り巡らせ、いかに作動してきたのか」 日本「フラ…

フーコとはだれか、なにを言ったのか?

ボッシュ「阿呆船」に描かれた人々がどこへ行ったかということがどうしても気になって仕方がない。この人たちはどこへ消えて再びどこに現れたのか?「阿呆船」はヨーロッパ人に大きなインスピレーションを与えるのは、それが亡命とか、あるいは内部亡命的に…

グロテスクなものを称える

グロテスクなものを称える 「正常で健全な人間」ならばゆるされないという政治批判の仕方ほど、フーコが警告していたような、<正常化の権力>の内部に絡みられた言説を構成してしまうのではないかということですね。質問を受けても答えらなかった事柄なので…