普遍主義的抗議のネットワーク

2009年二月の反ロンドンG20開催の中央銀行前広場の占拠のときは、直接の抗議の相手はブラウン元首相でした。四千人とはいえ、五百年間資本主義を見守ってきたシテイの中心を占拠した抗議だから、米欧の国際金融秩序、と同時に、イラク戦争等の新植民地主義復活の体制に対する抗議の様相を帯びました。何十倍の数の警官による八時間の包囲。色々な観念がよぎります。(ここで全員逮捕ということになれば、自分は強制送還のほうかいい。帰国するおカネもないしせいせいするわ) この米欧の国際金融体制に穴を開けるのは、中国の存在、即ち世界史の停滞的・古典的範疇としてのオリエンタル・デスポティズムかもと考えてみました。が、その代償として、天安門広場前抗議を弾圧することは許されない。反グローバル資本主義どころか、グローバル資本主義それ自身だとしら?このアンチG20の銀行に対する初めての抗議のニュースは世界中に。意外な英国の新聞の支持。労働党政権への世論の反感。が、これがダメージを与えると、より酷い保守党政権が来ることになるのでは。状況がみえない。今年起きてきた現在の台湾・香港の学生達のグローバリズムに対する抗議が、五年前の事件の意味を明確にしていくようです、普遍主義的抗議のネットワーク