ゴダール「Adieu au langage (さらば、愛の言葉よ)」の感想文

 

ゴダール「Adieu au langage (さらば、愛の言葉よ)」を鑑賞しました。 ’さようなら’を言う者は、ウィットゲンシュタインの例のように、常に正反対の意味に行くことになります。 ゴダールも別れを告げたこの路に他の路(森)を見つけたが、しかしここから再びはじめるとしても、自分よりも人間を思って彷徨う犬 (哲学) に変容した、詩人(精神) の物を観る眼でなければ、この戦争なき森とともに生きることなどはとても無理でしょう。