時代遅れの堀江貴文 ―「安保法案反対デモ参加者は採用しない」といういまさらの権威主義

時代遅れの堀江貴文
「安保法案反対デモ参加者は採用しない」といういまさらの権威主義

 

戦争法案に反対する人々の意見に反対するのは自由、しかしその反対の表明を人権を踏みにじるやり方で行うことがゆるされないのは当然ではないですか。だから、憲法は私人間の関係にも適用され得るという考え方からすると、堀江貴文が得意顔で、「安保法案反対デモ参加者を採用しない」と公に言うのは、憲法言論の自由を侵害しているという可能性があります。すくなくとも、堀江は言論の権利をみとめる社会に対して異常なことをやっているのだということ、この点についてこの男はどんな反論があるでしょうか? この種の脅迫の効果で具体的に学生が不採用になったというような事件が起きてくるのかもしれませんが、それにしても、語る民主主義に背を向けるそんな野蛮な「会社」たちにいったいだれが行こうとおもいますか?またこれからだれが時代遅れのこの権威主義に投資しようと考えるのでありましょうか。