NHK包囲集会 - 公共放送前を占拠することの意味

いまNHK包囲集会から帰ってきました。6時半から始まりましたが、流れてきた朝日新聞の記事をみると約1千人が集会に参加したようです。単純に、抗議する人々の量がモノをいう首相官邸前と国会前とくらべて、NHK前はまだ未開拓のフロンティア。公共放送前の占拠といったら、他の国に例がないのではないでしょうか。労働組合が組合らしいことをしないのなら、それは普通の人々がしゃべるチャンスがきたということ。だからかもしれませんが、1000人の少人数でもその抗議は十分に意味をもっているように感じました。今日だれもが一応NHKに対する危機感をもち不満を漏らしますが、もっとはっきりとした公の形でなにを問題とするのか、これからなにを訴えていくことが本当に大切なのか、現場の人々と一緒にさがしている、まだ答えのない面白さがここに。インターネット時代の若い人たちもどんどん参加してきたら問題提起の質が豊かになるのではないかと期待します。NHK前では'憲法9条ノーベル賞を'の運動をやっている女性の報道についてのスピーチをきくことができました。火炎瓶てつさんの元気なお姿も。公共放送の意味と責任を訴えていました。やはりいらっしゃったのですね、永田浩三さんのスピーチを聞けずに先に帰ってきてしまったのが残念。今晩は、安倍チャンネルに堕落した'みんな'のNHKの最初の葬儀だったかもしれません。この葬儀はいつ終わるのか?終わりから現れてくる、'みんな'を再構成した新しい理念とは一体なにか?こうした問いは国会前で問われるべき問いでもあることに気がつきます。短い映像ですが、もしうまく撮れていれば自分の言葉をいれるなどして編集したものをユーチューブにアップするつもりでいます。

 

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