ジジェクが語るマルクス、フロイト、カント

タイムラインに流れてきたこの映像とは関係ありませんが、ICAでおこなわれるかれの講演の直前に立ち寄った中のカフェテリアで直ぐ後ろに並んでいたときは、Σ(・ω・ノ)ノ!なんか配管工事のときのような作業服を着ていましたが、しかし注文はカフェ・オレでしたヽ(^o^)丿思い返すとロンドン滞在中に四回は講演に聞きに行きましたか。
ジジエクの思想についてはよく理解しているとはいえませんし、残念ながら人気の映画論の良さもあまりピンとこないままなのですが、ただこの映像では、Zizekは野心的に、黒板にマルクスフロイトの思考の形式をならべているようです。ラカンが講義のときにやったみたいに論理記号を使用して諸概念を差異化しようということなのですね。見えるかぎりのサインを(勝手に)読み取ると、∃x¬Φx と ¬∃x¬Φx は、それぞれ、否定性からアプローチする多様性(マルクス)と、非排除性からアプローチする多様性(フロイトヘーゲル左派的な全体性のアプローチ?)を表しているのじゃないかな。僅か数分でなんかすごい。あえて哲学を思弁的にかんがえた、「精神」のヘーゲル、「労働」のマルクスにたいして、カントは人間について語りました。それがラカン的な意味でラジカルなのです。なぜかというと、Zizek曰く、"The radical Kantian position is that it's only yourself who authorizes yourself this is and again and you can see it's something very radical."