公に上の者が言うのだから下の者も安心して言えるという他者攻撃のヘイト移譲原理

流れてきた記事によると、ナチスの萌えキャラ「ゲッペルスちゃん」が海外で問題になっているとのことです。▼ドイツの法律では学問的な理由を除き、ハーケンクロイツとその他のナチのシンボルの公での展示および使用を不法なものとし処罰を行っていますが、ここ日本ではどう考えたらいいでしょうか?▼これはへートスピーチと同じ問題をもっているのではないでしょうか。上のほうで公然とヘイトスピーチを行う安倍総理、そして公にナチスの手法をたたえる麻生元副総理が許されれば、下のほうでのヘイトスピーチと「ゲッペルスちゃん」が自ずと許されることになるのでしょうね。▼高名な政治学者がいった上から下へ向かう「抑圧移譲原理」とは違う意味で、これは、公に上の者が言うのだから下の者も安心して言えるという他者攻撃のヘイト移譲原理のごとき様相を呈しています。'美しい日本'の内閣支持率五割を超える現在、この構造が深刻な問題を構成することにならないのかと不安に思うのは私だけだとは思いません。