子安宣邦「帝国か民主か」(2015、社会評論社)を読んで理解したことは、グローバル資本主義の時代の「帝国」の領域はどうしても包摂の靖国的な形態をとるだろうし、「民主」の運動は常に沖縄的であること、したがって多孔性の状態に意味を見いだすことになるのではないかということである

子安宣邦「帝国か民主か」(2015、社会評論社)を読んで理解したことは、グローバル資本主義の時代の「帝国」の領域はどうしても包摂の靖国的な形態をとるだろうし、「民主」の運動は常に沖縄的であること、したがって多孔性の状態に意味を見いだすことになるのではないかということである。東アジアから起きる新しい経験に、いままで言われなかったような新しいコンセプトを与えることが必要となってきたことだけはたしかだとおもう。
image and text by takashihonda

 
本多 敬さんの写真