ペドロ・コスタ監督の「ホース-マネー」の感想文

渋谷で, ポルトガル映画ペドロ・コスタ監督の「ホース-マネー」を鑑賞。ペドロ・コスタは、オリヴェイラならば中流の人々を通しでなければ表現できなかったものを移民において表現できた。貧困を徹底的に観念化できる詩人だけが、人間の本質の瞬間をスクリーンに投射できるのだろう。私が思うに、オリヴェイラとペドロコスタ、この二人は、ドストフェスキー文学における映画の継承

 

本多 敬さんの写真アフリカ系の人々をアメリカ映画はこのようにはえがくことはありえないのですが、アメリカ映画に還元できない、これは一体なにだろうか?と帰り路に思いを巡らすと、つまりそれはヨーロッパなんだという考えに行き着きました