近代とは禁じられた非対称性

近代とは禁じられた非対称性。スピノザの近代はいかに神は自らを物に表現するかと最初に問う方法にある。方向性がある。逆の方向から、つまり物から神を問わない。同時代のロックは労働から貨幣を説明し始めた。貨幣から労働へ行かない。やはり方向性があり、そこには同時性が禁じられている。物(鐘)から労働を、貨幣(水溜り底のコイン)から神を投射する反近代に存在したのが、タルコフスキー。17世紀から、三百年かかったのである...同時性でなければ関係の自立性が成り立たないという思想をえるためには

 

 

本多 敬さんの写真