トランプとの対決といっても、どうもアメリカはクリントンを大統領にするようですね。このクリントンとはだれか?

トランプとの対決といっても、どうもアメリカはクリントンを大統領にするようですね。このクリントンとはだれか?民主党の政治家?しかし本当は共和党から大統領に出馬すべきような政治家といわれています。クリントンにかぎらず、民主党があまりに共和党的なので、共和党はアイデンティティーを喪失していると指摘されますね。遡れば、夫のクリントンの時代から共和党と民主党の差がなくなってくるといわれます。共和党は自身を発明するためにどうするのか?共和党の中に反発もあると伝えられますが、トランプみたいな純粋ポピュリスムが出てきたのは、こういう共和党の危機感を背景としているようです(いっそう危機が深まっている?)。アメリカのメインストリームは、ネオリベの市場万能主義などではなく、ニューディールの精神であるというチョムスキーの指摘があります。クリントン社会保障にイ二シァティヴをとると約していることは大変重要。しかしそもそもこの政治家には貧困の観念がないとヨーロッパから辛辣にいわれるときがありますね。21世紀になっても貧富の格差の矛盾を戦争に転嫁するというパターン化をやめられないのでしょうか..。民主党のなかでオバマと指名候補を争っていたとき、オバマは現代世界の複雑さをそれなりに理解しているようだが、がクリントンの方は悪い独裁者を倒せば解決するというアメリカ独立のときの素朴な世界観ぐらいしかない、と、ヨーロッパから皮肉られていました。そうなのかなと思っていたのですが、イスラム空爆によってISがうまれたのにこのISを取り除くためにまたイスラム空爆するというではありませんか。ナショナリズムを背景に人権を大義名分として行われる空爆自衛隊にかかわらせないようにコントロールしなければならないと思っていても、その自衛隊が海外のどこにいるのかわからないというのがひどい現実です。