ジャン=リュック・ゴダールの世界 No.27

ジャン=リュック・ゴダールの世界 No.27

"今まさに思想は、その本当の姿を取り戻す取り戻すべきである。思想にとっては危険極まりなく、現実を変容させる力をもった姿を。「創造するところでこそ私は真である」と、リルケは書いた。”

・私は究極的にどこに立つのかという理念的問いかけ。人間の目的とはなにか?

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国家を国家として形成するということはどういうことかという国家の理念が問われる。「手の届くところにある」人類的な問いの原初性を見ることを嫌い、(窮乏からあらわれてくる)独裁者が語る高遠にしておよぶべからずその真理と物質的切迫性を喜ぶものたちと、共同体の人々が窮極に由るところの人の道を共に語ることはできない。理念としての卑近。映像は手を指示している。私は究極的にどこに立つのかという理念的問いかけを指示している。つまり人間の目的とはなにか?