恵比寿でクロード・ルルーシュ『男と女』(Un homme et une femme)を観た

恵比寿でクロード・ルルーシュ『男と女』(Un homme et une femme)を観た。

1966年制作だが、今のフランスとあんまり変わらないという印象をもってしまった(停滞してしまったのか、あるいは進みすぎていたのか?)久々に、視線は観念に先行するという、言葉が少ない映画らしい映画を観た満足感。フランスにおけるヌーヴェルバーグは64年ぐらいで終わるが、その余震を感じることができた。2012年の「愛、アムール」Amourでみせた、ジャン=ルイ・トランティニャン(Jean-Louis Trintignan)の映画の力を引きだす素晴らしい演技をおもいだした。