イタリア国民投票

• イタリアの憲法改正を問う国民投票は日曜日。改革を円滑にし安定化させたい首相の要求通りに改正賛成だと、権力が集中する心配がある。上院の権限縮小と二大政党化ー日本が推し進めた方向ーは、ムッソリーニのような独裁そしてベラスコー二の権力濫用を防ぐものであったという。反対に否決されてもイタリアは難題を突きつけられる。首相辞任と銀行の債務問題の危機とEU脱退?しかし単純ではない。賛成でも、反対を意味するほどのポピュリズムの反権威主義の波が、英国EU離脱とトランプ勝利で勢いを得ているという。エモーショナルに揺れ動く、この時期の国民投票は賢明とはいえないとの声も。否決の結果、首相の辞任ということになれば、ここから他のヨーロッパ諸国を巻き込む嵐に発展していくことになるかもしれない

国民投票に関する報道が禁止されているので、現在のところ、リードしているのが賛成派か反対派かかわかりません。今日、イタリア語ができないので、はっきりと聞き取れないのですが、銀行に対して怒っていた、反対票を投じると言っている人からビラを直に受け取りました。われわれが依拠している憲法を、信頼されていない政府が勝手に変えることはゆるされない、と、抗議していることは読めます。

• 今日は国民投票の日です。海外紙によると、国民投票の否決になる可能性が高いようですね。スペイン・ギリシャの反権威主義の流れ、ポピュリズムが率いる反グローバリズム運動の同時性のことが指摘されています。ただイタリアのポピュリズムのすべてが、反EUというではありません。憲法改正を呼びかけた現首相Renzoが、数年前の改革の約束を反故にして銀行に迎合してしまった事態に対する失望と怒りが基本にあります。世の中は保守右翼と極右翼の間のたたかいで、英国EU離脱とトランプ勝利の悪影響が心配、ここでも極右翼の勢いが止まりません。しかしながら、憲法改正政教分離を否定して国家を宗教に従属させよと戦前の形そのままのファシズムを求める声は、少なくともローマとナポリで起きていないと思ってしまうのは、もう明日には東京行の飛行機に乗らなくてはならないということもあるでしょうか

バスで移動中、ナポリで凄い渋滞となっている原因でとおもわれる、労働者の500人ぐらいのデモ行進に遭遇。20人ぐらいの警官の姿がみえますが、デモの人々の安全をまもるように、自動車を遠回りさせている。私たちのバスも止められました。これが東京の警官ですと、減速せずに突っ込んでくる自動車を平気でデモのなかに進入させるのですね。スレスレに通過してくる車にひき殺されるのではないかと怖いと感じるのはわたしだけではないでしょう。この違いはいったい何なのでしょうか!?
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