分類できないもの (2)

若い連中に向かって、決まりきった答えを終わらせる為に喋っているのに、このとき「本当に何でも知っているんですね」と言われたら。この男は何て嫌なことを言うのか、どうしよう?

「全ての歴史」「唯一つの歴史」で意味するのは、尽くし得ぬ多から一を見ることの不可能性(逆は逆)。主体である「映画だけが」可能にする。そこから「徴は至る所に」存在するから

「未ダ生ヲ知ラズ、焉ゾ死ヲ知ラン」はゴダールならばこう読むだろうか。映像と言葉を切り離してはいけないが、映像を見尽くしておらず映像に囚われているのに、どうして言葉を読めるというのだろうかと。またこうも読めるだろう。言葉と映像を切り離してはいけないが、言葉を読み尽くしておらず言葉に囚われたまま映像を見ることがなぜできるのかと

戦争犯罪と欧米から糾弾される露軍の学校、病院、救援物資の車両まで攻撃したアレッポ空爆。露側によるとプーチンのシリアの立場を安倍は支持したというが、本当ならば何という恥!

‪P•ro(World+ε-N in World+ε-N)je•c•t

P•ro(World+ε-N of World+ε-N)je•c•t‬

‪P•ro(World+ε-N and World+ε-N)je•c•t‬

‪P•ro(World+ε-N or World+ε-N)je•c•t‬

近代の"存在したかもしれない"始まりとしての"生"の意味を問う領域と、近代の"存在するであろう"終わりとしての"死"の意味を問う領域。近代主義はこの二つの領域をあまりに遠く引き離す。この反対に、反近代主義はこの二つを一つにしてしまうほど距離を取り除く。どちらの場合も他としての近傍の意味がなくなる

ブランショの文学を想う。権力は排除する。何の為に?権力は究極的に目的がない。権力は排除するために排除する。それを告発するアートも権力が見逃さずに包摂してくるという危機感

ナショナリズムは自らを完成するためにその自己同一性の公理系に、最後の命題を加える必要がある。「ナショナリズムそれ自身を否定する」という命題によって、それは完成しなくなる

68年以降マルクス主義からテクスト論へシフトした思想は、90年代からは人類的視点で、グローバル資本主義に抵抗するグローバル•デモクラシーという不可避の他者を要請している

3分間の英国史。いかに獨語と仏語から英語を獲得するか。コモンローを変更可能にし大陸から来た王の支配から自立できるか。最後の1秒でEU議会承認なしで勝手にEU離脱できるか

欧米はアフリカから食糧を受け取った後に戦車と飢餓を与える。同様に中近東から過去に翻訳聖書の文明、現在は資源を受け取る国々が、市民を拷問する者に武器を与える野蛮をやめない

‪ダブリンの友人がアメリカはローマ帝国の恐怖で支配するモデループラトンが記したようなーを継承していると言った。市場の快楽で隠蔽されていたものをオスプレイの墜落が開示する

本居宣長による物語の定義

「物語といふものは(中畧)世にありとあるよきこと・惡しきこと、珍しきこと・面白きこと、をかしきこと・あはれなることのさまざまを、しどけなく女文字に書きて、その繪をかきまじへなどして、つれづれの慰みに讀み、または心のむすぼほれて物思はしき時のまぎらはしなどにするものなり」(紫文要領)

アートはブルジョア社会の教説が囲んだ他性を解放するとき、エロスは<同じであるな!>と突き動かしてくる。独占された現実を告発し自立するためには理念なくしてはやっていけない

司法が言説化した対象の侵害には大勢が見逃さないが、それが認知できなくした広範な権力領域に気がつかない。「迷惑かけるな」と非権力的に言う権力が、生存の空間からの排除を行う