石田梅岩の「形ニ由ルノ心」

江戸中期にあたる1739年に京都で刊行。拾い読みだけれど、石田梅岩が言った「形ニ由ルノ心」の説が階級意識のテーマ(商人は士農工商の身分制のもとで一番差別されていた)と関係あるという示唆を念頭において読み進めていくと、なるほどたしかに、マルクス「ユダヤ人問題」について考えはじめたのである。