勝海舟

勝海舟というのは、テレビで知った。徳川日本の教育の頂点であった1830年前後の生まれで、「論語」を注釈できた渋沢栄一より二十歳ぐらい若い。この時代の儒者は知識人となっていくという感じである。30分ぐらい歩くと、晩年の家がある。近代化は、京都から勝手に天皇を連れて来た薩長によって非常に悪い形で進行することになったが、オルタナティブとして、知識と経験を持っていた幕府に任せた方がよかったんじゃないかと思うとき、どこかで読んだこの人の言葉について考えたりする。