書くこと

予言者だけが、声をあげて変化がなければ声をあげなかった原初と変わらぬ未来を告げる。神話と演劇の代わりに、古代ギリシャ哲学は語ることの活動を示したといわれる。それは何故だったのか?無理に統合できないような、多様性が言語に定位すると考えはじめたからだろうか。 声が近代の民衆を発明した。逆にあらず。フランス革命を描いた絵画は、王冠が与えられる声を指示する。今日は、法が力に頼ってしか制定されない現実を示すのは、ほかならない、声だ。代表されてはいないと。抵抗は声の特権か?否、止む得ず、白紙の本を書く言葉も、盲目の法の言葉に介入するー法は経験知としての事実をみているだろうかと