グローバル・デモクラシー

‪一見恰も過去の言説を繰り返すけれど、グローバル資本主義に対抗する社会民主主義は、初めて言われるアジアのグローバル・デモクラシーの方向なのである。ヨーロッパにおけるデモクラシーと同様に、新しい普遍主義を探しているが、非常に悪い形に絡みとられているというのが現状だ。他方で、繰り返しているだけなのに恰も初めて言うと思わせるような言説に、統制としての文化に委ねる教説がある。これが新しい普遍をさまたげている。"「古事記」は読み継がれてきた"も新儒教も、これらの近代主義のヴァリエーションは、アジアにおける反民主主義の方向しかもっていない‬。歴史修正主義者への喝采と合意の大量生産を作りだすという、思想のナショナルな全体化にたいしては、<解体>演算子を書くこと、これが21世紀の思想形成に欠かせないのではないかとおもっている