政教分離

「私人」の立場を主張しても総理大臣の名で参拝したらそれは「公人」の参拝である。小泉(元)首相の"おれの人権"の主張は政教分離の原則を無意味化した。伊勢サミットの安倍首相からは、「公人」でも「私人」でも、伊勢と靖国は「文化」だからここに来ることは「宗教」を対象とした問題を構成しないという。 擁護するつもりは毛頭も無いが、小泉元首相はそれでも「公人」が守るべきことを認識していたかもしれない。ところが安倍首相は「公人」でも「私人」でも、伊勢という文化施設に訪問することになんの問題もないだろうという理論?を勝手に打ち出す。(そうして外国首脳達の人権を踏みにじってしまった。) 安倍首相が行なっていることは、宗教を理論のなかに位置づけるという一種の原理主義の危険な形だと疑っている