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文化

フランス人はドイツ人を理解するためには音楽しかない。ドイツ人はシェークスピアを読めばイギリス人を理解できる。戦争を避けるために、他の国民が日本人を理解できる文化は何か?

他のアジア諸国の経済のこと、また地球環境のことも考える必要があるし、もう経済で頑張っても仕方ないという意味で私たちはラッキーな時代に生きているのかもしれません、恐らくほかの人たちにとっても。日本人であるということだけがアイデンティティになってしまうのは、実は、どこもそうなのかもしれませんね、アイルランドなんかずっとそうなんですよ、独立した後ですけどね。問題は、日本人であるということにこだわる人たちは、われわれを指さして、他者との関係についてなにかダメのようなことを繰り返し言うでしょう?本当かなって。私は海外にすこしだけ出たので、そうはおもっていないのです。たとえば、漢字仮名混交文なんかをみると、他者の言語である漢字を1000年かけて自分たちのものとして獲得していく歴史があります、漢字を自分たちのものにするために仮名を作っていくのですね。落語とか浮世絵又は思想などは、江戸において成熟のピークに達しましたが、漢字の受容から1000年たった漢字仮名混交体の日本語によるものです。もはや漢字は借り物ではなくなったということですね、漢字を棄てることもできたかもしれませんが、そういうことは起きずに、長い時間をかけてこの他者の言語と関わり続けていくのですね、現在その漢字仮名混交体は新聞やネットネットの四コマ漫画のなかに溶け込もうとしているではありませんか。現在進行中の、漢字仮名混交文の歴史を知ることは、裸となっていく私たちが依ることのできる過去のなかの自分たちのイメージ、言い換えると、文化ではないかと考えているところです。もうひとつ考えている文化とは、古代王権が崩壊した中世の天皇が担った文化のこと。謡曲とか能の世界の根底に、漢字仮名混交体があります。

最後に、敗戦後は、象徴天皇制をまもることによって、戦前の天皇ファシズムに戻らないようにとここまできたことなんかは、戦争を避けるためにでした。私は共和主義者ですが、象徴天皇制を必死に守りぬくことが課題とおもっています。心配なのは、権力が集中した東京に天皇がいることです。天皇大好きの国民のもとで間違いが起きないとはいえません。一番いいのは、天皇制の廃止とともに天皇に京都に帰って頂いて天皇博物館の永久館長になってもらうことですね。アジアからも外国人がいっぱい来ます。日本の文化は何かと一緒に理解していくとしたら東京五輪よりずっと友好的と思います

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