旅と遠足

旅と遠足

「旅」というのは、動いても動かなくとも「旅」を構成する。デカルトの国外へ出る「旅」は思想的旅だった。隠遁者の「遠足」も方向性をもつ。思想史的遠足は、教室の場から出て、探している国内亡命の場所へ行く。そこに行くのは、外国へ行くときと同じように、国と時代を批判的に捉える全体があると思うから