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映画「ヌーヴェルバーグ」のゴダール

この映像とあの映像は相異なるということは、経験的にそれ以上でもそれ以下でもない。ただ当たり前の話。唯一絶対の映像という超越性の観念を伴なってこそ、初めて多様性の観念が出てくる。人ごとの特殊性をいかに社会的に連ねるかが問われるように、映像ごとの特殊性の意味が問われる。確かなことは、原初的テクストを読むとき無媒介ではあり得ないように、どの映像もかならずそれに先行するフレーム(依拠できる媒介)があるということ。(「映画「ヌーヴェルバーグ」のゴダールは、手と手で、フレームを構成する横軸と縦軸をあらわす)。そこに、世俗的な客観的表象手段を犠牲にするような芸術原理は存在しないこと