類似性の思考

思想とアートの深いところから連続性(非連続性)を犠牲にして同一性の原理に絡みとられるぐらいならば、思想史とアート史の類似性の思考のほうがいいとおもうよ。広く遠く、がわたしに向いているから。何よりも判断が世俗的である。‪たとえば、「17世紀仁斎と18世紀カントは信を理のフレームの中に位置づけなかった点で似ている」とか、その正反対に、「19世紀オペラと20世紀ハリウッド映画は、信を理のフレームの中に求めた点で似ている(なんでもかんでもフレームの中からフレームに即して表現できるとした)」とか言うのである‬