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大英博物館

南方熊楠がいたらしいが、大英博物館といえば、マルクス。チョークファームの自宅から歩いてきてここで執筆した。彼が仕事した図書館の空間を利用して、秦の始皇帝展があった。労働党の正統派マルクス主義者は不愉快だった。人権活動家はこれを契機に北京に抗議するよう世論に訴えた。左翼から転向した文化論者はテキストとして読み解いた。「マリリンモンローと毛沢東との結婚」のつぎは、マルクスで読み解く、グローバル時代の世界帝国としての中国というわけだ?わたしはわたしでこれについて考えてみなければならなかった。これは何を意味するか?いまも明確な答えがない。ただ言えることは、大英博物館というのは、思想史と文明史の交錯を可視化する場であるとおもわれてきたのだけれど、この場は、思想史であれ文明史であれ、いかなる同一性の諸系列を形成することはないということ。もうひとつはこのことである。嘗てフランスと地球を山分けしていた大英帝国と名乗っていた時代は、大英博物館は地球の半分の大きさをもっていた。大英博物館を見てイギリスそれ自身を感じたのである。だが現在大英博物館はそのままだが、ここで一国家イギリスースコットランドウエールズ北アイルランドを失うのは時間の問題ーを展示する小さなコーナー"栄光と衰退"をもつことになるようだ

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