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映画『ザ・論語』の構想

忘れないように、映画『ザ・論語』の構想を書いておこうとおもいます。孔子と弟子達を撮るとしたら、たとえば切り替えのショットを利用して彼らの位置的関係を示すのがよいでしょうか。そうして対称性を以て分割された空間は同質的であるといえるでしょうね。他方で『論語』は体系的な思弁の書にあらず、孔子の言葉は実践的に具体的な内容をもっていて、孔子から切り離せない弟子達一人ひとりに応じて異なっていました。また『論語』が過去とその言葉に依拠するのは、(「映画史」が過去の映画を呼び出すのと同じで)、新しく考えるために必要だからなのです。そして原初的テクストである『論語』を読むためには、朱子とか仁斎と徂徠による読みに依るのでなければ、『論語』についてなにが新しくいわれることになったのかを明らかにすることができません。問題となってくるのは、『論語』におけるこの注釈の思考をスクリーンに一体どのように表現するかということ