知識人と文化人

知識人というものは、国内ではゴダール映画に登場するような他惑星からやってきた「探偵」、海外へ出るときは前衛精神の「自分で決めた亡命」である。最近の文化人であることを望む者は、知識人に要請される孤児的批判性でなく父をさがす観光性を、グローバルデモクラシーの経験よりも帝国の経験を、重んじるようだ