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ナショナリズムと普遍主義

ナショナリズムは国によって異なる内容をもつ。一見してアイルランドナショナリズムは英国のナショナリズムと違う。アイルランドに憧れるといわれるスコットランドナショナリズムとも違う。そしてナショナリズムはそれ自身との関係において同一ではないだろう。百年間の間に、「みんな」をいうナショナリズムから、「人類」をいう普遍主義が出てきたのは、ナショナリズムの「みんな」を指示する言説が全面的にそれが依存していた起源の殻を打ち破ったようにみえる。普遍主義はナショナリズムに巻き返されるが、そのナショナリズムは時代遅れにならないようにと以前のナショナリズムとは異なってくる。‪ナショナリズムナショナリズムから説明しきれないし、普遍主義も普遍主義から説明しきれない。‬日本の「左巻き」の言説家がきめつけているようには、アイルランドの政治的独立はそれほど民族主義的ではなかったし、ずっと民族主義的であるということはないのである。アジアのナショナリズムを観察して、言説の運動それ自身による非連続性の展開をみておかなければならないと考えるようになった。‬