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文化多元主義

多元主義のヨーロッパに依りながら文化多元主義をわれに成すことによって、ヒューマニズムを以てするヨーロッパとわれとは合一する。ヨーロッパも同じヨーロッパであり得ない。この多-普遍主義を決定的に壊したのが、アメリカ主導のイラク戦争であった。ブレアの英国も戦争協力した、ブッシュの米国による戦争で、イスラム排除によって成り立った近代が反復してしまった感がある。2009年、イギリス滞在の最後の年、ヨーロッパに生きる、アラブとの繋がりが切れたといわれる二千万人のイスラム系の人びとは、大きすぎて中身がないように感じられてきた文化多元主義の理想よりも、差別をやめるようにと人権の尊重を切実に訴えるようになっていた‬。 ‪社会民主主義の文化多元主義は、グローバル資本主義と戦争によって、破綻してしまったか?新しい普遍主義の形を探して白紙の本に21世紀に起きてきた民主主義の経験について一行一行書いているヨーロッパを観察した眼を以て、アジアの多元主義の方向を考える。 ‪ヨーロッパの話をさせていただくと、イギリスの新右翼系思想家たちは、サッチャー新自由主義新保守主義を批判したとき、グローバル資本主義というのはボルシェヴィキの社会エンジアリングに行き着いた啓蒙主義的近代だからダメだというのですね。いわばグローバル資本主義の理性に対する不信感を口にするのです。理性のことに言及するならば、これに対しては、そもそも、理性というのは孤立しているのではなく他を必要とする能力で、それは、感覚と共に、または自由意志と感情と共に、協働してはじめて働く、というふうにカントが言った意味について考える必要がありそうです。グローバル資本主義の理性といわれるものも、何かの理性である限り、共に働く何かを必要とするとおもいます。資本主義をつくるのは資本主義。ここから、多元主義をつくるのはグローバル・デモクラシーだろうとかんがえています。しかし求められているその新しい普遍主義の形が、ナショナリズムによって非常に悪い形でさがさなければいけないという感じですね‬

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