グローバル帝国論

‪今日のようにかくも無自覚に、グローバル帝国論が「一国知」化してきたとき、問題となってくるのは、外部の批判的視野をともわず、「知」の文化論・世界宗教論へ行く世界史的モノローグのあり方ではないか。まさにパノプティコンの政治理論をここに適用すべきである、この「知」は、「共謀罪」の法律理論に対して為されたようには批判されないまま、19世紀20世紀を反復しているだけなのに、あたかもグローバル時代の「新しい感性」のように広がってくるのは一体どうしたことだろうか。