知の問題

「知」がやみくもにえらくなり、エリート的な「知」をつくらにゃいかんとかになる。…そうすると私は非常に不思議なのよ、いったい学校どこへいったんやという気がするんですよ。学校というのは否応なしに市民と結びつくでしょう、それでその市民との関係はどうなるかと

小田実の世直し大学』'01

「一国」知における「知」の問題をこんなに平易に言葉化してラジカルに批判できた人は、小田実のほかにいなかったとおもうよ。今日誰が小田のかわりに、グローバル帝国論の「帝国」知の知を批判するのか?