思考のリズム - 子安『仁斎論語』

‪昨夜は、なんと、漢文を読んでいる夢を初めてみましたね。子安先生『仁斎論語』は章ごとに、<訳>と<注解>と<大意>と<論注>と<評釈>で構成されています。それぞれが異なる思考のセリー(系列)とリズムをもっているようです。仁斎の<注解>は精緻を以て語られ、<大意>は詩の如くレトリックを以て語られています。<論注>ではラディカルな思想が一貫性を以て展開しています。決して無味乾燥に陥らず、形而上学存在論の深度に絡みとられないというか。子安先生の<訳><評釈>においても、仁斎の思考のリズムをともなっているのではないだろうかと考えているところです...