仁斎論語

郷原は徳の賊なり」(陽貨)

おおー、2500年かけて現在に届いてきたような言葉じゃありませんか。一応、仁斎の注釈(子安訳)を調べたら、孔子が、徳に似て徳に非る振る舞いをもって、郷原(共同体)を徳を乱すもの、すなわち徳の賊とするのである、とありました。すいません、私はポストモダン論語読みの偽物儒教エートスですけど (バレバレでした?)、この言葉の意味をかんがえると、現代の「郷原」はナショナリズムのことではないかと解します。フランス革命やアジア独立のナショナリズムは平等主義と同じ方向性を以て一定の役割をもちました。だが、安倍ナショナリズムの「郷原」は排除主義のほかになんの道徳的理念の方向をもっていませんよ。教育勅語を復活させても意味ないしー、このオジサン、ヤバイ、ヤバイよ