クーデターとテロリズム

‪クーデターとテロリズムの間に理念的差異があるのだろうか?あるとしたらそれはどういう言説を構成するのだろうか?クーデターは、詩の過剰な神話性と比べられるような、起源を表象しながら内部に深くむかっていく言説を生み出す、欲望の動きにみえる。陰険に隠蔽されているが、各自が自分の国家を対象にもつ「王政復古」の例がある。テロリズムは、国家と民族と土地を必ずしも対象にもたないときに固有なものがなく、内部にあるようにみえても表層的で、表象が表象できぬ外部と関わることをやめないような、文学における思考の物質性と類似した、欲望の運動‬として語られてきた言説ではないだろうか。大衆運動の自発性を失うとき民族主義のプロになっていく