ファシズム

極右翼といっても、一度ファシズムが裁かれたヨーロッパで現在出てきている極右翼と、ファシズムが裁かれていない日本のそれとでは同じであり得ないでしょう。前者は、ヨーロッパの模索している新しい普遍主義が悪い形となる危険が心配されています。後者は、日本会議の極右翼の文化人が政府の政治的責任なき昭和の軍国主義ファシズムを帰結させた明治維新150年をたたえているとき、これはファシズムを支持する何%の問題となるだろうかということが心配されるのです。30%が問題とされているが、その現在だけを論じていて、日本ファシズムの過去を論じないヨーロッパ帰りの識者達の投稿文を読むとき、これに対してどうしても不安を覚えてしまうとだけ言っておこうと思います