ふくろうねこと学ぶ『論語』

ふくろうねこと学ぶ『論語


ホーホー、力をもった悪い奴らは地獄おちでしょうか?否、現実は、善人は救われず、権力者は何の後悔もなく平然と余生をおくるのでしょうニャ。そういう力が支配する現実の世界でやっていけのかと問われれば、やっぱりわたしはやっていけなくなると答えるでしょうニャ。言葉の真というか誠というか、(開き直っている安倍首相が意味もわからず言っているようですが・汗)、「信なくば立たず」とか、そういう理念をもつことがなければ、人間が人間であることの道徳性も成り立たなくなります。やっていけなくなるとはそういうことではないでしょうか。「信なくば立たず」は元々は孔子が為政者に対して戒めた言葉でしたが、ホホー、カントと同時代の17世紀に、為政者に属さない民は、「信なくば立たず」の理念性を、「対他的謙遜のエートス」として自分達のものにしていこうとしたのですね。ホー、再び現在は、「信なくば立たず」という信の構造を問う問いかけがアジアの為政者たちに投げかけられているとおもいますニャ。