新しいものと古いもの

‪17世紀は東西で知識革命が起きる時代である。ヨーロッパでは芸術の言説が一般の人々に読まれるようになるのは、17世紀からなんだね。17世紀に書かれた芸術理論を調べてみようとおもうが。21世紀からみると17世紀は古いが、17世紀は17世紀をモダンとみていたというのはあたりまえの話。さてそのことを前提にして、新しい新しいもの(モダンなもの)は何か?古いものは何かが言われるとき、新しいものを考えるために古いものを考えるのか。逆かも。古いものを考えるために新しいものを考える。古いものは初めから古いわけではない。それが少しずつ、言説によって、一生懸命に古くなるということ。1815年ぐらいからはじまった新しいもの(モダンなもの)は古いものといわれる時代がくるだろう。それまでは、古いものは、初めから古いわけではない‬。反近代の言説がそれに先行する形で、1970年代から展開されてくる脱近代の思想がモダンなものを古いものとする言説のひとつを為した。‪現在、ポストモダンのモダン化というような奇妙な方向修正が起きているみたいだけれど‬