ポストコロニアル世界としてのワールドカップ


‪ワールドカップはポストコロニアル世界をもつ。参加国の数ではオリンピックよりも「普遍性」があるとする見方が成り立つ。世界はテレビをつうじてアフリカチームの監督が現地の非白人という意味を考え、セネガルの映画はポストコロニアル世界の問題を問う‬


サッカーのナショナルチームに向けた応援は、和解をもたらすアイデンティティの記号。だけれどアイデンティティを前提にするかぎり、そのことによって、紛争当事国のどちらかの旗を決めて応援せざるを得ない。と、応援できなくなってくるパラドックスをついた北アイルランドの芝居をみたことがある。