‪『フィネガンズ・ウェイク』

‪『フィネガンズ・ウェイク』は、文学のチャンピオン、米国知識人のベスト100の10位(上位)に必ずはいる本だ。この本は50ヶ国語を利用して英語で書かれた「読めない」迷宮だと思うが、そんなことを口にしたら、大変だ、横からアメリカ人は説教してくる。それはどの国の言葉に属する言葉(ランガージュ)として初めて読める本なのだから、ヨーロッパ人もそして日本人である君も文化中心主義では読めぬと。成程、『フィネガンズ・ウェイク』は、普遍主義を住処とする米国人のナショナリズムのあり方を映し出す鏡かもしれない‬、だから無敵なんだ...